鳩山首相、インド洋補給活動終了に「日本の誇りだ。ありがとう」(産経新聞)

 鳩山由紀夫首相は6日午後、インド洋での補給支援活動にあたってきた海上自衛隊の補給艦と護衛艦が活動を終え、帰国したことについて「海上自衛隊のみなさんが酷暑のところで、見事に働いて帰ってこられた。これも日本の誇りだ。本当にありがとう。そんな思いを強く感じた」と述べた。視察先の東京・有明で記者団の質問に答えた。

 ぶら下がり取材の詳細は以下の通り。

【エコハウス視察】

 −−きょうの視察全体の感想と、一番面白いと思ったエコアイデアを聞かせてほしい

 「視察というのはこの午後ですか。午前も入るんですか」

 −−午後

 「ここですね。分かりました。私はあの、大変、ここはパナソニックですけども、日本の技術の将来性にね、地球全体の希望を感じましたね。非常にすばらしいと思いました。まず、私たちはですね、一番これから気にしなきゃいけないのは、産業界は大変努力している。しかし、一般の国民のみなさんが地球を守るために一人一人がご努力をされていることが一番大事なこと。で、その意識というものをこれから作り上げていきたいと。そのためにはやっぱり住宅だと思うんです。この住宅のエコというものを根本的に考え直して、こういった炭酸ガスを排出しないと。そういう住宅を作ろうじゃないかというアイデアはすばらしいと思います」

 「また技術的にはいろいろ、あると思いますけど、私はやっぱりシステム全体をね、作り上げていくこと、これが最も大切なことで、その知恵をきょうは学ばせていただいた。で、何かひとつということであれば、まだ、これは燃料電池みたいな話はこれから未来に向けて頑張っていただきたいなという部分だと思います」

 「むしろ、私は、今、まさに言われていますけど、LED(発光ダイオード)とか、あるいは、この、いわゆる断熱材のね、画期的な断熱材ができることによって、省エネとか、炭酸ガスを出さない、そういうシステムを作ることができる。それを今、大変に取り組んでおられるということは非常に感銘を受けましたね。私はこういう技術がある意味で、ブレークスルーになって、住宅の炭酸ガスゼロをね、実現できる一番基礎になると、そう思って、感銘を受けました」

【補給支援、ハイチPKO】

 −−きょう首相は防衛省の行事(インド洋で補給支援活動を行っていた海上自衛艦の帰国式と、ハイチ大地震で復興支援活動にあたる国連平和維持活動に参加する自衛隊の隊旗授与式)に参加したが、きょう、ハイチでのPKO(国連平和維持活動)が出発する。PKO部隊にどのような活躍を期待されるか

 「まず、私は補給艦が帰ってこられた。海上自衛隊のみなさんが酷暑、まさに酷熱のところでですね、見事に働いて帰ってこられたこと、これも日本の誇りだと、そのように強く感じましたね。本当にありがとう。そんな思いを強く感じました」

 「それからPKOも、これは2週間という判断の中でね、決めることができた。これは今までになかったことで、PKOをこんなに早く、きょう中に出発ができるということ、感慨無量の思いがございます。ここまで、やはり、世界の中の日本の貢献、特にPKOの貢献、自身で大変苦しんでおられる、災害を受けた方々のために頑張る自衛隊の方々が施設部隊ですけれども、日本人のまさに我慢強さというか、大変辛いところも多いと思いますけれども、そこでしっかりとね、安全には気をつけていただかなきゃなりませんが、そこで、ハイチの国民のみなさんに喜ばれる仕事をしていただけるものと思っておりまして、そこにも私は大変強い日本の誇りを感じましたね」

【小沢幹事長の処遇】

 −−小沢一郎民主党幹事長の問題だが、これまでの世論調査で、辞めるべきとの声が圧倒的だ。続投させることであれば首相ご自身の評価にも悪影響を与えると思うが、どう打開していくか

 「これは検察の判断が下されたわけです。私どもは検察はすべて全体として公正に法にのっとって処分が下された。そのように思っていますから、そこのところは、これ以上私は申しあげるものではない」

「今大事なことは確かにこういった問題で、民主党、何やってんだと、そういう思いを持たれた方は多いかもしれません。しかし、それだけにですね、しかし、多くの国民のみなさんが今までの政治、これじゃいかんと。何とか変えてくれと。もっと国民のみなさん本位の政治、作ってくれと、そういう大変強い期待感もいただいていたわけですから。また、古い政治に戻すわけにいかんと。そう思っています」

 「せっかく新しく船出をした国民の声に本当に謙虚に耳を傾ける、そういう政治を作り出して国民のみなさんのお暮らしをもう一度立て直していくことに政府が役に立ちたいと、そういう思いで行動して4カ月半、今ここでくじけるわけにいきませんから、一番大事なことはいろんなご批判はご批判としてしっかりと受け止めて、しかしやはり国民のみなさんのために果たすべき新しい政権の役割というものを任じていくこと。ここに尽きると思います。そして早く国民のみなさんに政治は変わったな。暮らしも楽になってきたぞ。頑張れ。そういうお気持ちにね、なっていただくこと。そこしかないと思います」

 −−確認だが、それはマニフェストやそういったものを実行していくことで信頼を回復するのか、政治とカネにまつわる政治資金規正法といったものを変えることによって信頼を回復していくのか

 「両方あると思います。両方あると思います。ただ、一番大事なことは国民のみなさん方にマニフェストだけじゃありませんけど、国民のみなさんのお暮らしというものを第一に考える政治というものをせっかく政権交代したんですから、そこを失っちゃいけない。そこの視点というものをこれからも大事にしたい。そう思います」

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